RESULT

ありがとうございます！
順位に関しては、クラスA内にとどまらずかなり高い結果を出せたのでもうホントに大満足です…！
私はこれが初めての評価型イベントなんですが、正直ここまで良い記録を残せると思ってなかったので嬉しいです
プレイ・インプレをしてくださったみなさんには本当に感謝です！！

全部！と言いたいところですが…やはりBGAでしょうか。(一応、BGA作家ですので)
ビジュアル面はかなりこだわっていて、バナーやステージファイルも難易度別で用意してみました。
あとは、BMS化の際の音量調整・音の聞き心地などmix面はこだわりましたね。1回目の音切りで納得いかずに、2回音切ったりしてます…。
そして何気に大事にしてたのは、登録期間開始に間に合わせることです。締め切りは大切。

音楽理論など何も分からない状態での制作だったので、不安定なコード進行をあえて活かせるような曲調を目指しました。
この曲は、「子供時代に唯一認められ長年やってきた絵が、実は才能ないと気付いて酷く絶望した」という私の、絵に対する感情をテーマに書いたものなので、曲の不安定さが上手く活かせたと思ってます。
何かに長年取り組んで結果が出なかった絶望を知っているだけに、「音楽も才能無かったらどうしよう」という不安はめちゃくちゃありますが、もう絵に帰る気もないので理論などの勉強をこれから頑張っていきたいですね。

良い作品ばかりでめっちゃ迷うんですが、各クラス5つずつ個人的に気に入ったものを選ぶとすれば…

Class A
25OhmsさんのBloddoN
hyukiさんのPicoplanet Fantasy
DJ JUNOUさんのDigital Sky
GimoさんのFORS∀KΣN
FunchenさんのNO.2 High School

Class B
しるいさんのCat_ch
おわりんさんのmiscellaneous
まろにーさんのJourney to Find Hope
TAROさんのDUALITY
OfficialAz3さんのIncoherent Hysteria

Class C
白羽さんのRainforest
SuzukaさんのCoquelicot
cromoさんのTsuki No Umi De Yakusoku Wo
原木シィタケさんの5th Drop Shooter
U-hey Setaさんのnightmare

これら以外にも本当に沢山の良作がありプレイしてて楽しかったです！

今回の結果に驕らず、しかし自信はちゃんと持って、制作に取り組んでいきたいです。
BOF系列イベントでも上位取れるくらいになってみたいですね。もちろんBGAも全部自作で。
作曲も映像も両方めちゃくちゃ強いBMS作家になれたらいいな〜なんて思ってます。

でも、一番の目標は「BMS制作を、音楽を、ずっと楽しむこと」です。
ここは現実であって“Fiction”ではない、絵に描いたように上手くいくわけじゃない。
実力なんて、調子良いときだけ気にしてればいいんです。

BOF:NTで映像めっちゃ出します！！！
全部最強に素晴らしい曲なので、ぜひ見て聞いてプレイしてほしいです！
曲も出す予定ですが、多分映像がメインでの参加になります。どっちも見てくれると嬉しい！！！！！

この順位に対してはただただ驚いています。
譜面で自分の癖だらけの思想をストレートにぶつけただけでなく、bmsonというプレイ人口が限られるフォーマットで作成したので、それなりの結果になってしまうことを覚悟していたゆえ、今でも信じられません。

力を入れた点は何といっても譜面です。

楽曲を作るにあたって「メキメキチップ」というソフトを利用したのですが、このソフトMIDI出力には対応していないため音切りが大変になることは目に見えておりました。しかし、代わりに「MKMK2BMSON」というソフトが公開されており、これを使うとメキメキチップで作った曲が少ない手間であっという間に音切りされたbmsonファイルになる、というシロモノでした。
そんな経緯でbmson形式での制作を決意したわけですが、まだこの形式に対応していない本体であるLR2はまだまだ主流で可能であればbms形式での制作が望ましい（という風潮があると私は感じています）中で、いかにbmsonで制作することの説得力を持たせるか、というところに重きを置くことにしました。
さて、最初に公開したINSANE譜面3つですが、実はすべてbmsonでないと実装できないギミックが備わっています。

[Hold+]LN、CN、HCN全種類がごちゃまぜになって降ってくる譜面。
[Let’s collect Coins!!]地雷ノーツでゲージが回復する譜面。
[gm+]ダメージが0の地雷ノーツ、小節線999本を超えての使用。

こうすることによって、自分の強みであるギミック譜面の知識や製作技術を生かしつつ、bmson形式で制作することの説得力を持たせようと試みました。

現時点でギミック譜面を簡単に作れるほどbmsonエディタが発達しているとはいえず、製作は困難を極め、すべての譜面を完成させるのに50時間ほどかかってしまいました。特にINSANE譜面の制作にはものすごく時間がかかっており、譲れないこだわりを持って作った譜面ゆえ、絶対にプレイしてほしい3つの譜面としてINSANE譜面のみを公開したということでした。
普通の譜面が最初からほしかったという意見も多々いだだき、プレイヤー目線で考えればごもっともなのですが、これだけは譲れなかった。

苦労した点はたくさんあるのですが、ここでは[INSANE Let’s Collect Coins!!]譜面について書かせてください。

実はかなり前からbmson形式では地雷でゲージを回復させることができるということは知っていたのですが、どうにもゲーム性のあるギミックとして譜面に落とし込むことができず、試作品もずっとお蔵入りにしていました。
また、地雷の音を変更することができるという知識も今までの経験の中で持っており、ある日チップチューン、地雷音、地雷で回復の3要素が調和した発想がふと思い浮かび、「コイン集め譜面」を制作するに至りました。

この譜面の制作手順を大まかに書くと
①実ノーツを配置する
②地雷を配置する
③地雷のダメージをマイナスにする
④地雷の音をコイン取得音にする
となります。

実ノーツを配置するのについてはBmsONEという現在主流（と思われる）のbmsonエディタで簡単に作れます。が、のちのち地雷を配置することも考えて慎重に配置しました。
次に地雷を配置するのですが、残念ながらBmsONEに地雷を配置する機能はありません。では、どうしたかというと、現状地雷を扱える数少ないbmsエディタであるμBMSCにて地雷を配置し、bmsonに変換する機能で変換して、テキストエディタにて元の譜面とがっちゃんこするという方法をとりました。
ここで考えなければならないのが地雷をどれくらい配置するかということです。多すぎると譜面がごちゃごちゃして難易度が上がりすぎてしまう一方で、少なすぎるとコイン集めの気持ちよさが損なわれてしまいます。そのことを念頭に置きつつ配置していきました。
さて、そうして地雷を置き終わりbmson変換、その後実ノーツのファイルと合体、さらにテキストエディタにて地雷ダメージをマイナスにし、地雷の音を変えていざ、テストプレイ。

すると、ある大きな問題が2つ発生しました。
1．地雷ノーツを踏もうとすると空POORが発生してしまう。地雷はコンボの発生するノーツではないため、直前あるいは直後の実ノーツに対する空POORであると思われる。
2．地雷ノーツを踏もうとすると、直前あるいは直後の実ノーツのキー音が鳴ってしまい、きちんと地雷を押しに行くほど音楽が変になってしまう。
この2つの問題が発生しました。

この時点で、このファイルはbmson形式に変換してしまっており、先に述べた通りBmsONEは地雷に対応していないため、μBMSCでの手順まで戻ることを余儀なくされました。1つ目の空POOR問題については前後に実ノーツがない部分を選んですべて地雷を配置しなおしました。2つ目のキー音が鳴ってしまう問題については、無音を定義した不可視ノーツをすべての地雷の前後に配置することで解決しました。（もちろん変換～地雷音変更もやり直しです）
こうして配置が完成しました。

いよいよゲームバランスの調整ということで、以下のパラメータについて調整しました。
①地雷1つ当たりの回復量
②TOTAL値（実ノーツをすべてピカグレでとった場合のノマゲでの回復値）

とても単純なように見えますが、これらを調整することによって以下のゲーム性を保ちたいと考えていました。
1．極力コインを取りに行ったほうがクリアしやすい譜面。
2．EASY、NORMAL、HARDゲージクリアの順に簡単な譜面。

これを実現するために、いったんこの譜面のデータとbeatorajaの仕様を整理することにしました。

(Ⅰ)．この譜面の実ノーツは1005個
(Ⅱ)．この譜面の地雷ノーツは180個
(Ⅲ)．TOTAL値160以下の譜面のHARDゲージプレイ時、実ノーツでは全く回復しない
(Ⅳ)．TOTAL値160以下の譜面のHARDゲージプレイ時でも、地雷ノーツでは回復する。
(Ⅴ)．割合100%でのTOTAL値は461
(Ⅵ)．(Ⅰ)より、TOTAL値が235以上のとき、HARDゲージでの実ノーツの回復量は150

もうこの時点でぐっちゃぐちゃですが、これをもとにゲームバランスを考えます。

まずTOTAL値について、これはできるだけ下げたほうが実ノーツでの回復ができなくなりコイン取得におけるゲージ回復が大事になってくるので、可能な限り小さい値にすることにしました。

仮に、この譜面を「TOTAL値を60にして、コインを取らないと絶対にノマゲクリアできない譜面」にしたとしましょう。
まず、地雷１つ当たりの回復量ですが、(Ⅱ)(Ⅲ)(Ⅵ)をもとにして、1つ当たり0.83%とします。
このときノマゲでの地雷込み総回復量は210となり、ノマゲとしてのトータルは低すぎるが、(Ⅳ)より、ハードとしての回復量は普通な譜面が完成してしまいます。
では、ノマゲでの総回復量を100上げて310にしたら？（(Ⅴ)より、これでも一般的には十分低いと思います）
そうすると、必然的に地雷の回復量を上げることになるのですが、HARDゲージでの回復量が250となってしまい、(Ⅵ)の状況に比べて著しく簡単になってしまいます。
というわけで、「TOTAL値60案」はボツと相成りました。

そこで、ハードよりもノマゲがやさしくなるような工夫として、TOTAL値を160付近にすることと、最初の最初にゲージをたくさん回復させることを取り入れました。
最初の地雷のみ大回復できることには気が付いたでしょうか？4つの地雷をすべて踏むと20%回復できます。ハードゲージは100%スタートなのでこの恩恵にあずかれません。
最初で100%回復させることも考えたのですが、初見でそれに気づいてもらえなかった場合、それ以降の回復量が低すぎてただただ不快な思いをする譜面になってしまいそうだったのと、演奏してゲージをためる楽しみが失われそうだったのでやめました。
それを踏まえて、地雷1つあたり0.75%回復するようにするとノマゲでの総回復値が300くらいになって良いかな～と考え、テストプレイを重ねてやっぱりもうちょっと回復量を絞って、最終的に地雷1つ当たり0.7%の回復量と設定しました。

ギミック譜面作成において、プレイヤーの遊びやすさを考えるのは本当に大変で難しい工程です。でも、そこを頑張ったおかげでプレイヤーから遊びやすかった、楽しかったと言ってもらえ、良い評価を頂けるのは本当に嬉しいですね。

あと、地雷ノーツについては、判定ライン上を通るタイミングでボタンが押されていれば踏んだことになります。つまり、縦連のようになっているコインは、実は長押しで取れるんですね～

特に気に入った作品
No.14 キラキラ帽子/えするーと/Wolfgang Amadeus Mozart
No.39 irratiOnal/げうげうｒ
No.68 Dogma Blade/数％ウ
No.74 Little Stars’ Dream-journey/いなくーず

気に入った作品
No.2 snow stars/さんわり
No.5 Temple Block?????/oratoruk(mov:チキンピカタ)
No.7 5th Drop Shooter/原木シィタケ
No.9 Tsuki No Umi De Yakusoku Wo/cromo(mov:神宮要)
No.10 Fiction/Nima
No.13 Primordial Seed/mimimi38
No.15 Majestic Awakening/numuto
No.19 Cosmic Sunset/Tiv/ZUN
No.20 Incoherent Hysteria/OfficialAz3
No.23 KISS THAT SHIT/非常高棍
No.24 MASS OF DESTRUCTION/BASSKNIVES
No.28 空想アパガンサス/しらす
No.29 NO.2 High School/Funchen
No.33 Cat_ch/しるい(mov:いかお)
No.34 月界の子守唄/Tyoukou(mov:つなりあ)
No.36 miscellaneous/おわりん
No.37 Lost/KN-5
No.38 Metropolis Starliner/こんさん
No.42 DUALITY/TARO
No.44 wishes/SKY.
No.45 果て/CirCy
No.46 Journey to Find Hope/まろにー
No.47 MEViUS/VXΛ
No.48 Rainforest/白羽(mov:Illust : やむちゃ / Typography : 千廻)
No.49 FORS∀KΣN/Gimo(mov:BGI:なれう)
No.50 StarLight Resort/FeNRIR + tok / いんぐれ
No.51 Acromioclavicular/DJ Excuses
No.52 GIGATON CUBE/zatsuzatsu
No.53 WAYFARER’S ROCKSHOW/ume
No.56 nightmare/U-hey Seta feat.madoka*
No.57 Triple Standard/Y.
No.60 Good Luck at ACADEMY!!!/ろわいてぃ～
No.61 lost_eden/OctP
No.62 BadBoy B./Daniel Rotwind
No.64 red queen/l’avenir proche
No.65 “Fitter-A”/Lemi.
No.66 RISALIRE/Taquan
No.71 Ultra Happy Express No.3/LLRK
No.72 BloddoN/25Ohms(mov:phos3)
No.73 JANEN/ANKAKE
No.78 43℃/Quint

譜面でみんなをアッと言わせていきたいです。
作曲もこれっきりにならないように、今後もなにか作れればな～とゆるく考えています。

普段はいろんなBMSの差分を作っています。作った差分を集めた難易度表も作っているのでぜひ見てみてください！
hyuki譜面一覧
https://hyuki2684.github.io/hyuki_table/

また、差分作者として、プレイヤーとしてお世話になっている難易度表も宣伝させてください。

ギミック譜面案内所
ギミック譜面が演出の内容ごとにまとめられている難易度表。プレイしてみるのをお勧めしますが、見るだけでも十分楽しいですよ！
https://nasashiki.web.fc2.com/gimmick.html

癖譜面コレクション（サブ）
ギミック譜面を含め癖の強い譜面が手広く入っています。プレイしててデカい声が出がちな譜面が多いです。
https://rattoto10.web.fc2.com/kusekore_sub/list_sample.html

縦連打コレクション
縦連打が好きな人にはたまらない難易度表。普段なかなかお目にかかれないような思い切った連打とかも見られます。
https://verticalsub.web.fc2.com/table.html

Luminous難易度表
更新が途絶えてしまった第3期LN難易度表の後継として生まれた難易度表。難しくも、見ててとてもきれいな譜面がたくさんあります。
https://ladymade-star.github.io/luminous/

Scramble難易度表
皿譜面を集めた難易度表。皿が多いだけでなく、練習になったり、鍵盤との絡みが気持ちよかったりする譜面が多数入っています。
https://egret9.github.io/Scramble/

嬉しい！！！のはもちろんなんですが、総合でもTOP10に入れたのはめちゃくちゃびっくりしました…！！！

一番力を入れたのは心象風景を表現することですね。夜の首都高のような空気感、誰もが持つ「あの頃」への憧れを楽曲で上手く伝えようと頑張りました！
音作りもこだわりました。ほとんどの音をAbleton Live付属の「Analog」と初期付属のエフェクターのみで作りました！プリセットも一切使ってません！
あとコードやメロディーはとにかく自分が気持ちよくなれるように作りましたね。なんだこの自己満楽曲。
また、譜面はリードシンセをすべてLNとして配置しました。演奏者になった気分を味わっていただきたかったので音階などにもこだわって製作しました！

BOFで納得のいく作品を作る！音ゲーに曲を入れる！ボカロ曲作る！DJやる！商業デビューする！

去年のやつは散々だったのに今年はいっぱいうれしい言葉を皆さんから頂いた上に入賞まで、めっちゃうれしいです。

製作時間が長すぎた。曲名とかメロディーとかは学校とかですでにできていたのですが、楽器の音とかSFX選びでだいぶ時間使われて2ヵ月弱かかりました。妥協って大事やな…

Rainforest。あれは凄すぎる。

BOFで上位入賞で音ゲー収録や、音ゲー公募で入賞です。自分の曲を音ゲーでやりたいです。

今後、新曲出したときはぜひ聞いてほしいです。そしてBOF:NTに参加する人はよろしくお願いします。

やった～～～～～～～～～～～(リスペクト)

さて真面目に参りましょう。
先ずもって、102件のインプレッションという今までに経験したことのない大量のインプレッションを頂けており、作者冥利に尽き、非常にありがたく思っております。
それに加えIknow26/102Impとおおむね1/4の方から認知頂いていることが確認できました。ホント大変お世話になっております。
細々と続けているけど、「実際どれぐらい認知されているのか」は作者ならば当然気になるトコロであり、それがイベント参加の動機となったワケですが…。
知っている人は知っている、聴いてくれてる人は聴いている、というのを身をもって経験することとなり、非常に心温まる思いです。

ガバガバ管理/num3のみんな、やったぜ…！

力を入れた点は、BMSとして見た時の丁寧さであり、アピールポイントは受け手にコード進行の面白さを伝えようとしている点です。
“丁寧さ”と”コード進行の面白さ”について踏み込んで参ります。

まずは楽曲以外の要素について。
評価性BMSイベントということで、じゃあ自分は何を評価するかという点を考えた時に、何よりも”やる気”が大事であると思い至りました。
この”やる気”、とても抽象的なのでどう解釈するかは人次第になってしまいますので、かみ砕いていくと”どれだけ丁寧に用意したのか”といった所に帰結します。
BMS自体は楽曲と譜面の二つがあれば最低限遊べる状態となりますが、それだけでは決して丁寧とは言い切れないと思います。
ここにBGAがついたならば、ここにステージファイルがついたならば、ここにバナーがついたならば、ここにプレビューがついたならばと、楽曲以外の要素が加点に繋がるのは自明の理。
沢山の評価を得たければ、これらを用意して然りであると判断して、先ずもって楽曲以外の要素も詰められるだけ詰めていこうと考えました。

次にBGAについて。
ホントはモーショングラフィック重ねて色々やりたかったのですが、ソフトやPCスペック、経験の浅さから断念。
(Davinci ResolveのFusion機能を使おうとしましたが、〇を8つ表示させるだけでガクつくのは流石につらいっぴ…)
ですので、動画素材を編集する方針で進めつつ、ただ動画を切り替えるだけでなくプラックに対応させた素材をレイヤーさせて音に合わせて流す方向で決定。
そんな形で友人であるぼむそる氏とバトンを飛ばしながら、素材を吟味したり色を統一させたりエフェクトをかけたり…
楽曲のサビ最後手前の変なコード(E乗せ乗せ)の時の切り替わりの極彩色のワンカットが特にお気に入りです。

そして楽曲について。
普段どのように作曲に取り掛かるかはまちまちでしたが、今回はメロ+コードから色々と進んでいった形でした。
4回繰り返すメインフレーズと共に、お馴染み4563を添えてまずもって土台が完了、そこからあれが欲しいこれが欲しいを繰り返して完成となります。
後はよくある進行として4563→2_#5〇_6_#4φみたいな進行(サビ1回目)もあれば、4563→2_♭7_6(サビ2回目)みたいなのもあるよね、と手癖が出始め…
そこの布石として、メインフレーズ前の中盤で456→4_♭7_6を忍ばせて(忍ばせるどころかバリバリ前面に来ました)みたら面白いよね、とか…
そんな形で、この楽曲の副目的である”どの進行(どの響き)が好き？”の形で自分の好きなハーモニーをあれこれと詰め込んだ形に仕上がりました。
基本的には強進行と裏コード大好き太郎であることを最近実感しております。みんなも使ってみようぜ裏コード(とテンションノート)。
インプレッションの方で特に記憶に残っているのが鈎兎さんからの「37小節目のbassがEで鳴ってるところにLEADがF→F#と鳴るので”そこだけ”不安定に聞こえるのかも」といった内容。
確かにDaug/Eの場合、メインメロがFであればルートとの短2度での濁りが発生する…E→F#にすれば濁りは解消できるけどメロディ変えたくない…と作曲時の苦悩を思い出させて頂きました。
理屈的には倚音として捉えれば…でもそれにしちゃ長い…でもEには変えたくない…♭9と捉えるにしても動く方向が上だよな…と思考が巡り、我を通す形でF→F#の流れで決定した背景があります。
と言うか、このインプレの内容をふまえると、それだけしっかり聴いて頂いているということであり、繰り返しになりますが作曲者冥利に尽きます。おったまげた！
理論の話はさておき…改めて、「果たして、どのハーモニーが一番心に響くでしょうか」。気付けば王道進行から変なトコロへ飛ぶ鳴りの豊かさを貴方へ。

大まかに分けた3つの観点から、力を入れた点は、BMSとして見た時の丁寧さであり、アピールポイントは受け手にコード進行の面白さを伝えようとしている点といった形になります。
王道から外れた響きの魅力と面白さをお届けできたならば幸いに存じます。

これもう上の項目で全部語っちゃってるとこあります。
クエスチョン内容を拡大解釈し、今回のイベントに参加する上でどんなところを意識したかを書いて参ります。

折角参加するなら全力で楽しみたいの思想のもと、ソッコーで登録してソッコーで周回してソッコーでインプレ入れたい！を実行しました。
全インプレはいつぞやのBOFぶりでしたが、今回は登録された楽曲に対して持ちうる限りの全力の知識と感覚で原稿を書いていたので1曲あたり平均10分程度アレコレと考えることになりました。
その分、今回登録された様々な楽曲の面白い所、良い所、素晴らしい所、色々な要素が学びになった感覚があります。
(インプレシートを作り上げて公開して下さったKhibineさん、ありがとうございます)
実際に楽曲をプレイした時の生の反応は、僕の配信アーカイブから辿ることが出来ます。
もしご興味があれば、こちらよりご覧ください(　https://www.youtube.com/channel/UClTdjpzXLIZZ9xLRx9vwsqQ　)。

配信の最終回にて一押しの楽曲と共に、何故一押しなのかの理由を含めて紹介しております。

以下が個人的楽曲評価5/5点(満点)のリストとなります。
No.05_Temple Block?????
No.07_5th Drop Shooter
No.21_Froggy Forest Raceway
No.36_miscellaneous
No.38_Metropolis Starliner
No.46_Journey to Find Hope
No.48_Rainforest
No.49_FORS∀KΣN
No.51_Acromioclavicular
No.52_GIGATON CUBE
No.65_”Fitter-A”

どの楽曲も強すぎるっぴ…

ですが、周回後に改めてやっぱりこれ良いよな…と思った楽曲もありますので、折角なのでこの場をお借りして更に追記して参ります。

No.15_Majestic Awakening
過去に5点か4点か迷って4点を付けた自分を説得しに行きたい…
人を惹きつける力強い魅力をもった楽曲と感じます。自分の信念曲げてでもこの楽曲はやっぱり5点(楽曲部分満点)です。

No.18_failed fuse
プレイ時はBGAがまだ制作中ではあったのですが、楽曲部分だけでもかなり渋カッコいい仕上がりをしておりました。
後日追加されたBGAのシンクロ具合のまァ～～～～～すげ～～～こと…
というか、BGI/BGAが無くて9点…でもtemmie10点付けたい…あBGA制作中なのね！後々追加されるのね！じゃあ10点！ってぐらいに惹きつけられていました。

No.20_Incoherent Hysteria
技と圧の合わせ技、クオリティ圧巻と思います。
クセの強さ、クセになる感覚、ハマる人にはとことんハマる、そんな強烈な個性を放っているこの一曲を紹介せずに終わるなんて真似は僕にゃできねえ！

No.30_Nullifier
間違いなくもっと評価されるべき楽曲。この空気感と引き締まるフィルは、かなりクセになります。
音作りや展開の渋さ、これもまた刺さる人には間違いなく刺さる楽曲と思います。刺さってます。いたきもちいい。

No.72_BloddoN
いやClassAでこれはオーバーパワーですって何度か述べている気がします。
この楽曲で特筆すべきは、言うなれば引き算が上手い点、変な事をせずキリッと仕上がっている点にあると考えています。
音が少なすぎたり音が多すぎたり、メロディーが歌いすぎたり迷子になったり、ハーモニーがお化けになったり、そういったことがないんだよな…作曲が上手い！
実際、登録番号が後ろの方であるにもかかわらずTOTAL上位に食い込んでいるのが何よりの証拠と思います。

No.74_Little Stars’ Dream-journey
いやClassAでこれは(省略)
チップチューンフリークとしてはこれも紹介せずにはいられない。
と言うか実機収録はこれもまた熱意の塊と思います。
実機と言うことは、チップチューンをチップチューンたらしめる3声+1ノイズの制限があるんですよね…
その中でこれだけの表現が出来ていると言うのはスゴイことです。良質なチップチューンをありがとう！

正直、ここでお気に入りとして紹介しなかった楽曲も素晴らしいものが多く、もしパッケージを落として遊ぶなら全作品を触ってみて下さいと述べると思います。

各楽曲のインプレッションの内訳につきましては、こちらをご覧下さい。
(　https://docs.google.com/spreadsheets/d/1kj4U8KfY1UFcfJY52PDkVXrFazn_hXnLN3Ss9ot6AJA/edit?usp=sharing　)

今後の目標、というよりも前回BOF:ET閉幕後に既に立てていた目標となりますが、次回BOF:NTでは全体順位1/3以上を目指して頑張ろうと思っております。
なまじっか優勝したことによりプレッシャーも感じますが～～～～～…でも自分の音楽をババッと前面に出した作りに出来れば良いなァ

〇BOFについて
次回BOF:ETでは、毎年変わらず細々と活動している#num3チームでの1曲に加え、無名学園料理部チームで1曲+3人合作の1曲を提出する予定です。

#num3チームについて
僕をBMS制作に引き込んでくれた38kさん、長年お慕い申し上げていた昨年から参加の小田部さんに加え、今年はなんとClassC入賞の白羽さんを迎えての4人チームとなります。
個性の面で見ると、僕を含めそれぞれ尖ったモノを持つメンバーとなります。是非遊んでやってみて下さい。
チーム#num3をよろしくね！

無名学園料理部チームについて
しのぎを削りまくったClassBですが、平均点入賞のおわりんさん、入賞かつ平均点優勝(ヤバい)のまろにーさんを加えた3人チームとなります。
このイベントでそれぞれのメンバーの味は御賞味頂けていると思いますが、これが混ざっちゃったらまァ～～～～面白いことになるな…！？
幾度となく校舎がぶっ壊れた無名学園ですが、そんな中でも頑張ってメシ作って行こうと思います。
あと、執筆時点(7/19早朝)で、BGAを担当して頂ける入部希望者の方を募集中です…我こそはとお思いの方、是非お力をお貸しください…！
チーム無名学園をよろしくね！

〇Youtubeについて
折角なので宣伝させて頂きたく…
今回全曲周回にあたり、長年寂しかった配信画面の右下にLive2D製のアバターが追加されました！
今回僕の楽曲のBGAを一緒に作ったぼむそる先生が、原案のイラストからキレイに仕上げてくれました。かわいいので自分で自分を眺めてしまう…でも声はおっさんなのよね…
そんなこんなでジェネリック音ゲーマーである某H氏の更にジェネリック音ゲーマーsanwari誕生です。めでたい。
高評価・チャンネル登録よろしくお願いします！！！！！！！！！！！！配信中一回も言ったことないけど！！！！！！！！！折角なので書くね！！！！！！！！

〇おわりに
つらつらと書き進めて中々良い文章量になりました。
長々と申し訳ありませぬ…
これだけスゲーーーーーー楽曲の中で、僕の楽曲も埋もれず高く評価して頂けているのは、ホントに有難い限りです。
1位を取ったら天狗になれる？ところがどっこい全くそんなことはなく、戦々恐々としております。ホンマに。
自分の作品を卑下するつもりはありませんが、それ以上にまわりがこんなに強いのに何故評価頂けたのか…
こういった要素もBMSイベントならではでしょうか。スゲーーーーー楽しかったです。

対戦ありがとうございました！

まずはプレイ並びにインプレッションして下さいました皆様へお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。今回はBMS製作を始めてから初めての評価制イベントでしたのでClass B準優勝は非常に栄えある結果だと思っていますが、元々優勝を目標に色々準備して参りましたので少し悔しい結果でもあります。Class Bに登録されている他の作品を視聴・プレイなどしてみたら非常に質の高いものばかりで、最初はとんでもない部門に参加してしまったと思いました。初心者の自分が闘うには少々ハイレベル過ぎる世界で真ん中より上に行けたら良い方かなぁとも思っていたくらいです。結果的にこのような順位を頂けましたことは非常に光栄ですが、インプレッションしてくださった皆様あっての結果だと考えております。Averageで見るとまだまだで作品自体に改善すべき点が非常に多いと感じた次第ですので、BOFや来年のMAなど評価制イベントではもっと上位に到達できるように、より一層覚悟を決めて頑張らなければならないと感じました。私としてはこのMAがBMSの世界に参戦するスタートラインだと思っておりましたが、今回の結果を踏まえてもその気持ちは変わりないです。

今回の私の作品における魅力と言えば何といってもジャンルそのものの魅力ということになると思います。Euphoric Rawstyle（Rawphoricと表記しなかったのは”Rawstyle”の文字を入れた方がジャンルを認識しやすいと思ったからです）はEuphoric HardstyleにRawstyle特有の面白Kick祭り（※「面白Kick祭り」という表現を某Hardstyle作家が仰っていましたので敢えて使用しております）が混ざっていてHardstyleとRawstyleの美味しいところがどちらも感じられる魅力的なジャンルだと思っています。Hardstyleらしい音や空間の作り方、RawstyleらしいKickと展開、それらが素人ながら何となく出せているのではないかと思っています。音ゲーHardstyle自体非常に作りがたく貴重なジャンルだと思っておりますので、その点は一つ魅力なのかなと思っております。

そもそも作曲経験の浅い自分なので今から書くことはかな～り素人並みの話ですが、ご容赦ください。まず、Rawphoricをいくつか聴いてみたfirst impressionとして、良い感じのemotionalなボーカルが入っていると良いのかなぁと思いましたので、今回の曲では開幕にボーカルを活用しました。ボーカルサンプルにスケールとコード進行が記載されていましたので、まずはそこで曲のスケールとコード進行が決定してしまいました（厳密にはコード進行微妙に変えていますが）。本来ならメロディ組んで、コード組んで、等々苦労すると思われますが、今回はコードが決まっていた上にメロディはそれをなぞる様なシンプルなものになっていましたので、実はメロディ作るのはほとんど時間かかりませんでした。シンプルな繰り返しが印象に残りやすい上に音ゲーらしくリズミカルな面もあって、簡単に出来てしまった割には個人的に気に入っているものになりました。
メインリードの作成も色々と大変でした。残念ながら1から音作りをするスキルはまだ備わっていないのでプリセットをこねくり回した結果なのですが、①ユニゾン強めでかなり太いsaw②空間を広げるニュアンスで入れたwhite noiseよりのsaw③detuneみを演出するために入れたシンプルなリード音④芯を強調するためにMidあたりの音域を強調したsupersaw、などを組み込んで完成された気がします。結局はメイン①に強めのリバーブ書けたものが主役なのでこのレイヤー方法が正しいかどうかはわかりませんが、まぁ結果オーライかなとも思っています。
そしてもっと力を入れたのがやはりRawstyle面白kick地帯ですね。Kickの音に関しては一応作り方を勉強しました（EQで音色をつけてdistortionかけて……を繰り返していい塩梅になるようにもっていくのを繰り返して、それを基盤に色々調整するっていう曖昧な見解）が、今回は上位を狙いたかったのでおとなしくプリセットを活用させて頂きました。今回使用したKickはVitalのプリセットです、はい……（微妙にアレンジ加えていますが概ねそのまま）。Rawstyleと言えばtokの音色が強くコツンと響くkickとか歪んだ低音がうねるいかついkickなど様々なkickが登場するのが魅力かと思いますが、私はそこまで自在に操ることが出来ないので、2種類くらいしか出てきてないです。それでもプレイしてくださった皆様がkickの音が参戦したところで「うお」っとなってくれたような気がするので、それはそれで嬉しかったです。
今回の皆様のインプレッションを参考にさせて頂きまして次回以降Rawstyleを作成する際は冗長にならないように音ゲーらしくアレンジを組み込んでいきたいと考えております。

色々ありますが、敢えて1つに絞るとするなら間違いなくVXΛ氏の「MEViUS」です。初めて聴いた時の衝撃は未だに忘れられません……。

とにかく「生き残る」ことが目標です。自分の存在意義を確立する、BMSを作ってそれを皆さんに楽しんで頂いてそして記憶に残して頂いて、自分がここでBMSを作っていたという証を残せたらいいなと思っております。具体的にはBOFで上位に……と書いてしまうとそこがゴールみたいになってしまうので、敢えて具体的には書かないでおこうと思います。自分の行けるところまで行く、そのために常に全力で。この世界に自分がいたことを証明するために日々邁進していこうと思います。

最後にこの場をお借りして昨年10月から自分の作曲面を支えてくださいました多くの方々に感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。これからご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます！

ありがとうございます！！
BMS制作が初めてだったこともあって「埋もれそう〜」とか思っていたんですが、想像していた以上の多くの人達にプレイして頂けて嬉しいです！！

・曲について
最初の数十秒に特に力を入れました。この部分でモチーフを何度も繰り返して曲の印象をある程度固めておいて、世界観にうまく入り込めるような曲を目指しました。
また、全体の展開として同じメロでも楽器構成やリズム隊を変えたので音ゲーとして退屈しないような展開になったと思います。

・譜面について
せっかくのどストレートな民族調の曲ということでどの難易度も演奏感を重視した譜面で、かつ気持ちよく押せるような譜面を作りました。あと自分は2p側でプレイしているんですが、偶に悲しい思いをしていることもあってプレイサイド差をかなり意識したので2p側に優しい譜面になっていると思います（多分）。

ファンタジー音楽×エレクトロの方面を突き詰めた世界が広がるような音楽を今後も作っていきたいです

正直なところ、嬉しさよりも驚きの方が大きいです。
どのBMSも素晴らしい作品ばかりだったので、その中でクラス4位という順位に食い込めたのは大きかったです。
皆さんプレイ・インプレありがとうございました！

苦労した点は曲展開と音切りです。
特に音切りは音程が滅茶苦茶になるトラブルが多発してしまい、無理矢理手切りに切り替えることでなんとか間に合わせることが出来ました…
楽曲についても、完成した後で「もっと詰められた」という気持ちは少なからず感じているので、今後の作品は更に理想に近づけるよう頑張っていきたいです。

どれも選びたいところなのですが、書ききれないので特にお気に入りの作品を各クラス１つずつ。
・Fiction/Nima
曲、譜面、BGA全てが高水準で「これホントにクラスAなの？」と思いました。ヤバい。
・BadBoy B./Daniel Rotwind
こういうの好きなんですよね。雰囲気もそうですし、スクラッチと映像が連動するのも良かったです。
・”Fitter-A”/Lemi.
世界観に圧倒されました。ひたすらにカッコいい。

作りたいテーマは沢山あるので、それをしっかりと形にできる技術と速度を身に着けていきたいな～と思います。
うちの子の掘り下げとかもしたい。

MA2022コンピに拙作”EXTEND(EXTENDED)”が収録されています。BMS初作品の思い入れある曲なので是非聴いてみてください～
https://twitter.com/rahmens_marihor/status/1678418803775139840?s=20
また、今年もBOFにてチーム「ゲーセンが実家」で参加予定です。乞うご期待！
https://manbow.nothing.sh/event/event_teamprofile.cgi?event=142&team=34

望外のよろこびです。いわゆる無名戦（今回の自分のクラスは過去のA-1相当）への参加は第９回以来となりますが、２回も優勝できるとは願ってもみなかったのが正直なところです。とても嬉しい気持ちがあるとともに、とても驚いています。プレイヤー・インプレイヤーのみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです！

[narrative]というテーマを大切に、プレイヤー自身が物語性を強く意識できるような楽曲展開を考えました。
前半のゆったりとした構成に対して後半を加速パートにすることで、静と動のダイナミズムを感じられるように制作しました。

ビート感の強い楽曲や音ゲーコアを作るのはあまり得意ではないので、あえて今回は自身が作りたいと思ったものをそのまま形にしようと試みました。楽曲構成上仕方がないのですが、結果としてあまりフレンドリーでないBPM変化や、前半の展開の冗長さをゲームとして成立させるために楽曲調整と譜面制作の試行錯誤に腐心しました。また、今回のMA2023に参加するにあたり、BMS制作はおろか楽曲制作についても数年ぶりのチャレンジとなり、制作環境の構築をスクラッチから行うこととなった点、完全に手探り状態での楽曲制作を行うことになった点も、楽しくはありましたが思うように進まずつらい作業でもありました。

全部です（実際のところ特にこれが好き！というのはあるのですが、BMS制作の大変さを再び実感している今、すべての作品を評価したく思い特定の作品を挙げることはできませんでした）。

今後もコンスタントに作品制作を行ない、徐々に作曲やBMS制作の勘を取り戻していきたいと思っています。

今年も大規模イベントの[BOF:NT]の開催が予定されていますが、
私も「short*short」というチームで参加登録をしています(No.33)。
今回、BGIでコンビを組ませていただいた神宮要さんをはじめ、新旧メンバーが参加する予定です。
イベント開催の際には是非ともご期待・ご注目いただければ幸いです！今後ともよろしくお願いいたします。

まずはプレイ・インプレしてくださった皆様に感謝いたします。
正直受け入れてもらえるか不安な部分があったので、この順位になれて嬉しく思います。

とにかくBMS作品としてのトータルバランスの良さを目指しました。
結果的に総合順位でトータル・Ave共に2位という成績を残せたので、狙い通りの作品が出来たのかなと思っています。

割り切った制作を心がけました。
仕事で創作の時間があまりとれなくなったこともあり、アレコレ悩みながらの楽曲制作では間に合わないと踏んでいたので「参加表明の〆切前の土日で楽曲は何とか形にしよう」と思って製作開始しました。

▼楽曲制作
凝ったメロディーやコードを考えていたら間に合わないのでバッサリ捨てて、メロのない曲で進める事を一番最初に決めました。（登録コメントでけっこう地味目な曲と称したのはこれが理由ですね）
また最初からBMS化を前提にした曲なので、キー音に割り当てるサンプル音源(ワンショットベースやブレイクビーツなど)は全部サンプラーに突っ込んでMIDIで鳴らすようにするなど、音切りしやすいプロジェクト制作を意識しています。
結果として3日程で楽曲制作～音切りまでが完了したので、上記の取り組みが上手くいったなと感じました。

▼イラスト・BGA制作
イラストに関しては元々イラストメインで活動していたので手癖でササっと仕上げました。
Bた作’22で制作した「7th Photon Burst」で描いたキャラクターと対にしたいと考えていたので、ちちしりふとももって感じになりました。（ちっちゃいのがすきなひとはごめんね）
また以前から曲・絵・動画を一人で完結させたいと思っていたので、楽曲が早めに完成したこともあり今回初めて動画も制作しました。
とはいえ初めての制作かつ少ない期間だと出来ることも限られているので、ここも割り切ってフリーのループ素材を編集した汎用BGA的なものにしました。
汎用BGAに要所でレイヤー画像が入るタイプのBGAが演出として好みで、個人的には気に入っていますがまだまだ拙いので次回はもう少し完成度を上げたいです。

▼譜面制作
数ある作品の中からわざわざ選んでいただいたプレイヤーにまずは楽しんで貰いたいので、癖のない地力系譜面をコンセプトに作っています。(物量譜面が個人的な好みなので全体的なノーツ数はやや多めかもしれません)
発狂譜面(EXPLODER)はMr.Faineさんに「夢と現(real)の様な8分刻み系の鍵盤偏重譜面で」というオーダーの元作っていただきました。(※夢と現：Mr.Faineさんの無名戦17参加楽曲)

書き切れないので、特にこれ！と思った楽曲を各クラス3曲ずつ記載します。入賞作品はあえて外しているものもあります。

（敬称略、順不同）
▼Class A
・こんさん – Metropolis Starliner
リスペクト元の良さを上手く捉えつつ、自分の楽曲に仕上げられていて良かったです。音がとても気持ちいい。
・DJ Adrichii – 桜のハート sweet sunshine
BGAがとてもKawaii 自分の作りたいものを作ってるなぁというのが感じられて好きです。
・DawMii – CΘSMiC BΛCKSPΛCΣ
展開の豊富さと音使いがとても好きです。ベースドロップの音使いがClass Aを逸脱してると思いました。

▼Class B
・TARO – DUALITY
今イベント最推しです。Pumpcoreのお手本みたいな作品で最高でした。こういうの作りて～～～～
・Baby Zionov – Froggy Forest Raceway
音・映像共に雰囲気が良すぎて最高でした。
・TETZn – Nullifier
機械的な音使いと映像、キメがしっかりしているところが好みでした。

▼Class C
・白羽 – Rainforest
色々最強過ぎて最強です。あえて言うことはないです。
・ザラエル – アアテミシア
自分の世界観を持っている人をただただ尊敬です。この路線をどんどん磨いていってほしいです。
・zatsuzatsu – GIGATON CUBE
グルーヴ感が良すぎて思わず身体が動いてめっちゃ気持ちが良かったです。

そろそろイラストや動画などの面で人に頼ることを覚えたいと思います。
自分で何でも作るというのは自由にできるし楽しいですが、使える時間のことを考えると「依頼するのが苦手」とか言ってられないなと感じています。（自分でやるなら〆切設定ギリでもいいし、対話もいらんので楽なんですね…）
まずは、楽曲に絵をつけて貰えるような依頼からやっていきたいな～と。
みんなどうやって依頼してるんでしょうかね…？

今のところ告知できるようなことも無いので、何かしら出せるように頑張っていきたいと思います。

正直、自分が一番自分の作品に自信がなかったと自信をもって言えるくらい、自信はありませんでした。
未だに実感がないですが、それはそれとしてこの結果に導いてくださったすべての方に感謝しています。どれか一つでも欠けていたらこの結果はなかったと思います。嬉しさでいっぱいです。

王道進行をするパートとと平行移動をメインにするパートが代わる代わる現れたり、ミックスをとにかく自分が出来る限界まで整えつつストーリー性のために一か所意図的に壊すなど、楽曲のバックボーンとなる物語を1曲で表現できるように様々なポイントにそのフレーバーを忍ばせています。
また、下方向への転調や変拍子といった要素を用いて音楽的になるべくプレイヤーの皆様の気を引けるように頑張りました。

今年初めてMUMEI Academyの全作品にインプレをした(自分の作品を除く)のですが、今後はそれを継続していきたいです。
点数調整頑張ります。本当にすまなかった。

ありがとうございます！参加したBMSイベントでの初の入賞ということで達成感でいっぱいです。本当に作ってよかったと思います。

楽曲について

まず今回の制作にあたって、低速曲を作りたいというところから始まりました。
これまでの自分の作品では高いBPMで展開する曲を作ってきましたがそろそろ味変したいなという気分があり、
低速で展開させるパートを多く導入しましたが音楽ゲーム用の音楽として聴き応えがあるか？という点については制作中の段階ではわからず、発表して様子を見ることにしました。
また自分の過去作では曲尺が長い傾向が強くあり、これが制作スピードの低下とコスト増加を招いている要因の一つと考えていたので制作初期の段階で曲尺を強く意識していました。
実際の制作ではあらゆるパートで難航する部分がありました。（まあいつものことではありますが……）

イントロとアウトロで使われている7/4拍子のパートはアクセントの隙間を音ゲーとして叩かせるリズムを考えた上でどう埋めるか？というところで苦労しました。
イントロの方はリズムを組んでは消し、を4回ほど繰り返しその後も細かく調整を続けていました。またタムをどの位置で鳴らすのか？というミックスの問題がありこれについては最後まで手応えのある状態にはたどり着けませんでした。
アウトロの方もリズム隊の鳴らし方やどの楽器をどのくらい鳴らすのかについても理想形とはなりませんでした。
これらのフレーズは曲中で聞き手に最もプレッシャーを掛けたい部分なので重厚感を意識して丁寧に作りました。概ねその目標は達成できたと思います。
Bメロ前の展開は完成が一番最後になった部分でここはかなり苦し紛れに仕上げた所でした。
中盤のシンセリードの音作りは中域を出しつつ高域も埋める方針で作っていましたが想定通りには行かず、今作で最も苦戦した要素となりました。
中域メインでmid成分強めのスクエア系と高域メインでside成分多めのソー系でレイヤーしましたがもう少しうまく馴染ませられるような気がします。
またメロディのリズムが細かく、低中難易度の譜面が作りにくくなっている反省点はあると思います。
サビ前の展開ではリズムは細かく音程は高くして盛り上がりを意識して演出する点はかなりできていたと思います。また増4度のベース進行もうまくはめきれたと思います。
サビのピアノは鳴ってる楽器が少ない中でしょぼいと思わせないような編曲とミックスを意識していましたがこれもかなりうまくできたと思います。
サビからの展開はほぼ迷いなく決まりました。ただ、ストリングスの編曲と金管のカウンターメロディは制作にかなり時間がかかりました……。
いつでもそうですが弦のアレンジは本当に難しいです。

楽曲全体の展開のさせ方として8小節や16小節での展開を極力避ける方向で作りました。こういう時メロディで辻褄を合わせるのに頭を悩ますのですが、なんとかうまくいったと思います。
ミックスに関しては今までで最も上手くできたと思います！これはかなり手応えがありました。

譜面について

やはりイントロとアウトロは強い譜面になるように全ての難易度で配置しました。
最も制作に時間がかかったのはANOTHER譜面でしたが、最も調整に時間がかかったのはHYPER譜面でした。
ANOTHER譜面は自分の実力を大きく凌駕する難易度で（僕は通常8程度が適正です）プレイ感や難易度のばらつきがはっきりと分からず不安ではありましたが、
特に指摘もなかったので安心しました。

原木シィタケ – 5th Drop Shooter：曲が強いのはもちろんのこと、譜面がかなり楽しいです！音ゲーをやってるという感覚が一番感じられました。

hyuki – Picoplanet Fantasy：bmsonの可能性を強く示している作品だと思いました。譜面のギミックの完成度込であっぱれとしか言いようがありません。

おわりん – miscellaneous：これマジですごい！とにかく皆さんやってください。

こんさん – Metropolis Starliner：曲が良すぎる！

まろにー – Journey to Find Hope：曲が大好き～～～かなりお気に入りです。

VXΛ (mov:VXΛ) – MEViUS：これすごい！トランスのイメージをそのまま具現化していて声が出ました。

白羽(mov:Illust : やむちゃ / Typography : 千廻) – Rainforest：これもかなりお気に入りです！所々のリズム崩しが音ゲー曲らしさを強く出していてとても好きです。

U-hey Seta feat.madoka* – nightmare：ドロップがマジで神すぎる！やはりメロダブは世界を救う。

Daniel Rotwind – BadBoy B.：このゲームのルーツに対しての理解が深すぎる。これも皆さんやってください。

l’avenir proche – red queen：作編曲がうますぎる。譜面も楽しく作られていて全体的なクオリティが高いです。

今まで通り、自分の好物てんこ盛り作品を作っていこうかなと思います。
あとは、もう少し一作一作をパパっと作れるようになりたいですね……。毎回凄まじいコストが掛かっているので……。

あー、あとどこかでアルバム的なやつをいつか出せるといいなあとぼんやり思っています。(不明瞭な発言)

今年のBOF:NTにも出ます！(https://manbow.nothing.sh/event/event_teamprofile.cgi?event=142&team=96)
よければ応援よろしくお願いします！

また今作に強い興味を持った方は「世界の傑作機 85 スホーイ Su-7/-17 フィッター アンコール版」を買ってください。
(https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%A4Su-7-17%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC-%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%82%91%E4%BD%9C%E6%A9%9F%E2%84%9685-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%89%88-%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%82%91%E4%BD%9C%E6%A9%9F/dp/4893193023)

あと、僕は戦闘曲が大好きなのでみんな作ってください。
それから戦闘機に関する作品があれば見つけ次第すっ飛んでいくので把握よろしくお願いします。